COTTON DAY 2021

「5月10日は、コットンの日」

COTTON DAY 2021



 
 「コットンの日」2021オンライン・イベントを開催

 今年も「コットンの日」イベントを、5月10日13:00~15:40にオンラインで開催しました。
 今回の「コットンの日」のテーマは、「COTTON USA:信頼のサステナビリティと透明性」。長年サステナブルで責任ある綿花生産に努めきたアメリカ綿花業界が、そのサステナビリティ性を実証し、生産サプライチェーン全体の透明性を確立する取り組みなどが紹介されました。
 参加者は374名で、個人参加はもとより、企業単位で視聴する会社もありました。
 当日は、ウェブサイト上にロビーを用意し、セミナーやバーチャル展示スペースを自由に行き来できるようにしました。セミナー会場では、基調講演をはじめアメリカ綿の最新情報、U.S.コットン・トラスト・プロトコル®、COTTON USA SOLUTIONS™など多彩な内容を紹介。展示コーナーにも多くの来場者が訪れました。






テッド・シーリー 国際綿花評議会 会長よりご挨拶

 

 コットンの日イベントにようこそ。皆様に「世界で信頼されるコットン」についてお話しすることができ、大変嬉しく思います。
 日本の繊維産業は、長年にわたりアメリカ綿花業界の大切なパートナーです。現在、日本には130社を超えるCOTTON USAライセンシーがおられ、アメリカ綿をずっとご利用いただき、とても感謝しております。
 私は綿作農家として、責任ある栽培の水準を上げ、将来の世代のために農場の環境を整えています。「U.S.コットン・トラスト・プロトコル®」は、主要なサステナビリティ指標の継続的な改善に取り組んでおり、私はそのメンバーの一人であることを誇りに思います。ぜひ皆様もこの重要なミッションにご参加ください。
 本日のテーマは、「COTTON USA:信頼のサステナビリティと透明性」です。アフター・コロナに向けて、環境的にも経済的にも持続可能なサプライチェーンを再構築される中、今回提供する情報がお役に立つよう願っています。
 CCIは、皆様のサプライチェーン・パートナーとして、COTTON USAライセンス、COTTON USA SOLUTIONS™、そしてU.S.コットン・トラスト・プロトコル®を通じて、できるかぎりの支援をさせていただきたいと考えています。



「COTTON USA:信頼のサステナビリティと透明性」
   ブルース・アサリー 国際綿花評議会 専務理事が講演


  グローバルな活動を展開する国際綿花評議会は、アパレルブランド、小売業者、紡績、製造業者のための3つのサービスを提供しています。COTTON USAが、貴社のためにできることをご紹介します。

COTTON USAマーク・ライセンス・プログラム

 この活動が始まって32年目を迎えますが、製品の販売とマーケティングの支援に大いに役立つことがわかっています。ライセンシーからは、「COTTON USAの下げ札は、自社の商品に付加価値をもたらし、販売数を上げてくれる」と信頼されています。CCIが行った、アジア、ヨーロッパ、米国を対象にしたグローバルな消費者調査でも、一般的な綿100%ラベル製品とCOTTON USAマーク添付商品を比較した場合、実際にマーク添付商品が好まれ、消費者の2/3がより多くのお金を払うという結果が出ています。消費者がサステナブルで高品質なアメリカ綿の価値をしっかりと評価しているからです。

U.S.コットン・トラスト・プロトコル®

 アメリカの綿花業界は、長年にわたりサステナブルな綿花栽培を続けていますが、新しいサステナビリティ・プログラム「U.S.コットン・トラスト・プロトコル®」が2020年9月に正式に始まりました。これは、2025年に向けて土地利用効率、土壌侵食、水使用、エネルギー使用、温室効果ガス排出、土壌炭素などの主要なサステナビリティ指標の継続的な改善を進めることを約束し、定量化および検証可能な削減目標値を公表して、より持続可能な綿花生産に活かせるよう設計しています。
 参加アパレルブランド・小売には上述の、主要サステナビリティ指標に関するデータが提供されます。これらのデータを提供できるのは、U.S.コットン・トラスト・プロトコル®だけの大きな特長です。

COTTON USA ソリューションズ

 CCIは、昨年から「紡績工場の収益性を高めること」を目標とした、コンサルティングサービス「COTTON USA SOLUTIONS™」を提供しています。6か国9人からなる紡績専門家で構成されるチームが、「紡績調査」、「紡績交流プログラム」、「技術セミナー」、「紡績マスターコース」、「紡績コンサルティング」からなる5つのビジネス構築プログラムを開発しました。50カ国以上1500を超える紡績工場との取り組みから培った専門技術や知識を、グローバルな視点で提供します。中でも「紡績コンサルティング」は、オンラインまたは対面の個別対応で行われ、収益性改善に向けた重点分野を特定するためのお手伝いをします。訪問後に行った調査では、90%の満足度が得られています。
 このサービスは、U.S.コットン・トラスト・プロトコル®会員資格を持つCOTTON USAライセンシーには無料で提供されます。収益性と生産性の最大化、最新技術をお望みなら、ぜひご検討ください。

法科学を用いたOritain™とCOTTON USAとのパートナーシップ

 COTTON USAは、法科学を用いて原産地を証明するOritain™と協働で、サプライチェーンのさまざまな段階において検査が可能な、最新のトレーサビリティ・システムを確立しています。栽培環境(土、水、大気)の違いをデータベース化し、繊維に含まれる天然元素などの固有成分を分析、独自の化学的指紋を作成します。
 最近、アメリカ税関・国境警備局での話題がニュースになりましたが、そこで起こっている問題については皆さんもご存知の通りです。こうした問題を手助けできるかもしれません。COTTON USAは、アメリカ税関・国境警備局と直接協力しているわけではありませんが、Oritain™は、アメリカに製品を輸出する際の注目すべき技術だと思います。
 同社は、世界中の多くの大手ブランドと提携しています。COTTON USAも彼らとパートナーシップを構築しており、そこでパイロット・プログラムを行っています。大手ブランドの小売業者で、この件にご興味がおありでしたらご連絡ください。
 CCIは、トレーサビリティの可能性を最大限に引き出すお手伝いをしたいと思います。



「U.S.コットン・トラスト・プロトコル®の最新事情」
児玉純子 国際綿花評議会 日本代表が講演



 
2025年までの主要なサステナビリティ指標の目標値を設定
 アメリカ綿花業界は、過去35年間に大幅な環境負荷削減を実施してきました。今後もさらに改善を進めることを約束し、2025年に向けて10年間の削減目標値を公表しています。その進捗を科学に基づくデータで示していきます。

 

目標をどのように達成するのか?
 綿作農家は、精密管理農業やビッグデータなど最新技術を駆使して、環境負荷を減らしています。毎年100億円超の巨額の研究資金を投入し、国や大学とも協力し研究開発を継続しています。その延長線上にある取り組みが、U.S.コットン・トラスト・プロトコル®です。

検証済のサステナビリティ数値を受け取れるのはトラスト・プロトコルだけ
 このプログラムでは、サステナブルな綿花生産に向けて基準を設定しています。数値化した目標を掲げ、高度な計測、外部機関による検証も導入し、アメリカ綿のサステナビリティ性を実証します。アメリカ綿ユーザーである、アパレル・小売の皆様は、自社の製品に使用されている原料の綿花が、サステナブルな方法で栽培され、環境問題・労働問題リスクが低く抑えられているという確信を持って調達して頂くことができます。

国際的なサステナブル・イニシアチブにも認められたプログラム
 現在、さまざまなセクターでサステナビリティ目標をかかげていますが、トラスト・プロトコルは、それらの目標に沿ったものです。サステナブルな繊維素材を推進する国際団体のテキスタイルエクスチェンジ、Forum For the Futureが推進する「Cotton2040」もからもすでに認められています。 

トラスト・プロトコルはSDGsにも貢献しています
 SDGs達成に向けた定量化可能な進捗データを提供します。企業のサステナビリティ目標達成度の数値化・実証に寄与します。

 

2025年にはアメリカ綿全体の半分がトラスト・プロトコル綿に
 トラスト・プロトコルの4つの原則は、基準、測定、検証、そしてデータです。2019年の試験運用を終え、昨年秋の収穫分からプロトコル綿が市場に流通し始めました。2025年には、アメリカ綿全体の半分がトラスト・プロトコル綿となることを目指しています。

参加のメリット
 アパレルブランドや小売業者は、サプライチェーンで使用するコットンをより適切に追跡することができ、受け取った集約データを、自社のサステナビリティ報告書、ESG監査、GRIスタンダードなどに役立てることができます。サプライヤーの場合は、サステナブルな綿花を扱う企業として認知度が上がります。

プログラムをお勧めする理由
  U.S.コットン・トラスト・プロトコル®は、皆さまが安心して調達できる綿花の
   選択肢を増やします。
  労働者問題に関わるリスクを低減します。
  同様のプログラムと比べてコストが低く抑えられています。
  使いやすいシステムを構築しています。
  第三者機関により検証されたデータを提供します。
  何より、「信頼される品質のアメリカ綿」を調達できます。


 講 演 「GAPのサステナビリティとU.S.コットン・トラスト・プロトコル®」
      Gap Inc香港 グローバル・サステナビリティ部門ディレクター      
                  アガタ・スミーツ氏




世界中で社会支援活動やサステナブルな活動を展開  
 Gapは、創業当時から企業理念として掲げる「洋服を売る以上のことをしよう」という信念のもと、さまざまな社会支援活動やサステナブルな活動を展開しています。
 我社にとってサステナブルな原材料の調達はとても重要な仕事です。中でもコットンは、我々が扱う主要繊維であり、サステナブルな綿花栽培は、GAPにとってビジネス上の重要な課題です。

全てのコットンをサステナブルな供給元からの調達を公約
 Gapは2016年に、総合的なサステナビリティ戦略の一環として、2025年までに全てのコットンをより持続可能性が高い供給源から調達することを公約しました。また、昨年にはサプライチェーンからの温室効果ガス排出量を2030年までに30%削減するという科学的根拠に基づく目標を設定しています。達成するためには、原材料の選択が重要な役割を果たすことになるでしょう。

検証データにより、サステナブルな綿の調達に自信を持つことができる
 「U.S.コットン・トラスト・プロトコル®」のメンバーになり、プロトコルの基準策定に協力できたことを嬉しく思っております。サステナビリティに関する検証データを手に入れることができ、アメリカ綿の原料調達に自信を持つことができます。  

サプライチェーン・パートナーの協力と支援が不可欠
 プロトコルは、最先端のトレーサビリティー・プラットフォームのTextile Genesis™を活用することで、Gapのサプライチェーンで使用する綿花をより正確に追跡することを可能にします。
 しかし追跡システムを完成するためには、U.S.コットン・トラスト・プロトコル®のプラットフォームで、私たちと協力してくれるサプライチェーン・パートナーの協力と支援が不可欠です。全てのサプライヤーがメンバーに参加し、プログラムを確立していきたいと考えています。Gapをはじめとする、アメリカ綿のサステナビリティをサポートする企業や人々へのご支援を、今後ともよろしくお願いいたします。


 「COTTON USA SOLUTIONS™は、どのように紡績工場の収益最大化に役立つのか」ヨーグ・バウアーザック 国際綿花評議会 技術サービス部門長が講演


  過去3年間に実施した紡績工場への訪問と監査の知見に基づき、「収益性への障壁」をテーマにご紹介します。世界中の紡績工場は、さまざまな操業上の課題に直面しています。その内容は工場により異なるものの、その全てに「紡績工場の収益最大化を妨げる」という共通点があります。
アフター・コロナに向けて、工場運営の収益力を損なう障害を克服する方法を理解し、収益改善に向けてリソースと専門知識を備えることは重要です。
 CCIが推進する、アメリカ綿を使用するビジネスを一つ上のレベルへと導くコンサルティングプログラム「COTTON USA SOLUTIONS™」は、紡績工場が収益性改善に向けてデータに基づく第一歩を踏み出せるようサポートします。

糸作りが目的ではなく、お金を儲けることが目的だ
 「COTTON USA SOLUTIONS™」の目標は、最高品質を生み出したり、コスト管理を極めたり、高い効率性を実現することでもありません。このサービスは全て、「お金を稼ぐために役立つ」ことなのです。

改善機会の特定
 最初のステップは、現時点で紡績工場の潜在能力の発揮を妨げている具体的な障壁を知ることです。世界レベルの紡績専門家チームによってオンラインまたは対面で実施される個別対応の紡績コンサルティングが、収益性改善に向けた重点分野を特定するためのお手伝いをします。 

利益の最大化の6つの障壁
 全ての紡績工場で共通する6つの障壁として挙げられるのは、
原材料の選別繊維損失の管理機械と労働力の生産性品質と工程管理インダストリアル・エンジニアリング(生産工学)コスト管理です。

 
原材料の選別は、価格だけで原材料を決めてはいけません。紡績工場は供給元とよい関 係を築かなければならないと我々はよく言っています。訪問した最高の紡績工場は、1社か2社の供給先と長年良い関係を築いています。毎回無数の供給先から綿花を購入し、一番安い値段を追い求めると、結局最終的に高い値段を支払うことになります。これは重要なルールです。忠実性が忠実性を生みます。

 
繊維損失の管理は、総コストの70%を原材料が占めており、収益性に原材料が大きく影響します。アメリカ綿が、紡績工場で他の綿花より使い勝手がよく、夾雑物が少ないことが証明されています。独立した調査機関が、アメリカ綿のコスト面での優位性を示しています。効果的な廃棄物除去は、マクロではなくミクロの活動です。全工程を管理しなければなりません。さもなければ、どの段階で繊維を無駄にし、是正措置を講じなれければならないかわかりません。効果的で正確な夾雑物除去は、高い収益性を上げる紡績事業のベースとなります。

 
機械と労働の生産性です。繊維機械の資本コストは比較的高いため、機械の生産性を最大化する必要は明らかです。使用する番手とリングの直径が合わない、収益を出すために必要なスピンドル時間あたりのグラム率を達成できないなど、これらは全て収益性に大きな影響を与えます。CCIは、企業が労働生産性の重要性を無視する傾向があることを指摘しています。安価な労働力は、技術的な過失につながります。技術的な課題や問題に対処する代わりに、より多くの人員を投入したがるのです。

 
品質と工程管理については、生き残るためには、品質は必須です。世界クラスの紡績工場では、最新鋭の研究所にHVI、AFISのような最新の試験装置を備えています。CCIは、ソフトウェアをベースとした綿俵管理システムのお試しを行っています。特別なアルゴリズムにより、品質の均一性の改善や価値をしっかり提供できるようにしています。

 
インダストリアル・エンジニアリング(IE生産工学)です。糸の品質、夾雑物、コストに直接影響する紡績の正確性の確立のためIEの活用をお勧めします。衣料品分野では、強固なIE部門なしには立ち行きません。職場や時間管理を最適化し、弱点を明らかにします。

 
コスト管理は、紡績工場は製品ポートフォリオを分析し、どの番手が収益を上げているのか、どの番手を削るべきか判断し、正確なコスト管理が重要となります。我々はシンプルなコスト計算モデルを開発しました。このモデルは、アプランド綿のお客様が、コスト削減や利益改善の可能性を見極められるよう支援します。

 CCIの調査では、最も業績の高い紡績工場に大きな収益改善の機会があることがわかっています。データに基づけば、製品の品質を犠牲にすることなく6つの障壁全てに対してパフォーマンスを高めることができ、収益力向上を達成できます。

収益性モデルにデータを入力することで、利益改善の機会を提供します
 具体的な障壁を特定したら、チームはすべての影響因子をProfitability Model (収益性モデル)に入力します。紡績工場は、カスタマイズされた計算式によって、各因子が総体で日々どれだけ貢献しているのかを計算し、より長期的な収益への影響も評価できます。さらにこのモデルは、製品ポートフォリオや販売価格計算についても新たな見解を提示し、アウトプットに焦点を当てた有益な収益分析を提供します。
 COTTON USAのデータインフラを導入することにより、紡績工場は生産の不均衡にリアルタイムで対処することができ、その結果として生まれる収益向上機会をすみやかに活用できます。

推奨される操業慣行の導入もお手伝いします
 COTTON USA SOLUTIONS™は、データモデルのみならず、特定された障壁の克服に向けて、推奨される操業慣行の導入もお手伝いします。これには必要に応じてプラント工程を調整して大きな財務的影響を生むための技術チームによる個別サポートが含まれます。
今、紡績工場は、コットンのサプライチェーンに変化をもたらす可能性のあるアフター・コロナの時代に向けて、成長するための態勢を整えなければなりません。今こそ、運営のどの分野が収益力を損なっているのかを明らかにする時です。CCI技術チームの専門知識とCOTTON USA収益性モデルの堅牢にカスタマイズされたデータの組み合わせは、紡績工場の工程や生産コストを最適化し、ビジネスを長期的な成功へと導きます。

  詳しい内容につきましては、国際綿花評議会(CCI)https://cottonusa.org/
  U.S.コットン・トラスト・プロトコル https://trustuscotton.org/をご覧ください


 「世界の綿花市況の見通しについて」  
リッキー・クラーク 国際綿花評議会 理事長が講演


 
  COVID-19の封じ込め措置は、世界経済の大部分を停止させ、農産物貿易や製造業、消費者の需要、価格など広範囲に大きな影響を与えました。今後しばらくはその影響は続くでしょう。
 この1年は、世界経済と世界の綿花市場に大きな不確実性と変動があり、世界の綿花・繊維産業のサプライチェーンと市場に、かつてないほどの混乱をもたらしています。
数ヶ月間に渡る小売店の営業停止で、2020年前半のアメリカ経済と世界経済は縮小しましたが、2020年後半には部分的な回復に至っています。
 世界の綿花使用量は当初の予想よりも早いペースで回復しています。需要の回復に加え、米中フェーズ1経済・貿易協定合意によるアメリカ綿の購入量の増加により、中国輸入におけるアメリカのシェアは貿易紛争前のレベルにまで回復しています。中国は、特定の製品に対する関税免除や輸入水準を約束していません。綿花のフェーズ1での年間目標数値は公表されていませんが、過去のデータに基づく推定値は400万~600万俵で、2020年綿花年度にはアメリカが中国に480万俵を輸出するとしています。中国は、春先からアメリカから綿花を購入していましたが、これはおそらくフェーズ1貿易協定取引の一環として行われたものです。
 今後の世界の綿花需給について考えるとき、どのような予測にも結果を左右する不確実性や未知の要素が存在します。現在、世界の株式は高水準を維持していますが、アメリカのバランスシートはタイトで、ロー・サプライチェーン、サプライチェーンの在庫、ロジスティックスの問題、中国からの購入の増加、投機資金の流入、米ドルの下落、穀物と油糧種子の増加、アフター・コロナの需要予測、さらには中国以外の大量の在庫に加え合成繊維の低価格化など、2021年の綿花需給に何らかの影響を与えるでしょう。
 私が強調したいのは、15ヶ月前には誰もCOVIDのことを知らなかったのです。全く予測できない、誰もが驚くような出来事があるかもしれません。



 コットン展示ホール
「U.S. コットン・トラスト・プロトコル」、「COTTON USA SOLUTIONS™」、「コットン・インコーポレイテッド」、「SUPIMA」、「ORITAIN」の展示コーナーがオープンしました。