COTTON DAY 2023

「5月10日は、コットンの日」

COTTON DAY 2023



 
 第28回「コットンの日イベント」を開催

 5月10日に「コットンの日」を記念した催しが東京で開催されました。2020年~2022年の3年間は新型コロナウイルス感染症拡大防止のためオンラインのみの開催となりましたが、本年はリアル会場参加とオンラインによるWEB参加のハイブリッド形式で開催。330名を超える方が、アメリカ綿や繊維業界のサステナビリティに関するセミナーを聴講しました。その他にも「COTTON AWARD 2023」の授与式や「Tシャツ・プリント・デザイン・コンテスト2023」の表彰式も実施され、新緑の時期を彷彿とさせる活気に満ちたイベントとなりました。

   




上埜修司 日本紡績協会会長よりご挨拶

 
 日本紡績協会は、国産綿素材の需要拡大を目指して、5月10日をコットンの日と制定し、今回で28回目の記念日を迎えました。今年もアメリカのCCI(国際綿花評議会)の協力を得てイベントを開催し、4年ぶりにリアル会場での開催が実現致しました。CCIに対して日頃からの積極的な協力に感謝の意を表し、日米綿業界の長年にわたる緊密で良好な関係が今後も維持されることを心から祈念致します。
 日本国内では衣料品需要が低迷していますが、日本紡績協会では国産綿素材の良さを積極的にアピールするために、国産綿素材を使用した二次製品にジャパンコットンマークをつける活動を実施しております。今年度も積極的に行って参りますので、引き続きご支援ご協力賜りますようお願い致します。



  モーガン・パーキンス 米国大使館 農務担当公使よりご挨拶


 本日のイベントへの日本とアメリカのパートナーの方たちの参加を非常に嬉しく思っております。米国綿花はグローバル市場で競争力を維持できるよう綿花栽培に力を入れており、その結果、日本の消費者が求める高水準な品質が提供されています。綿花取引のメリットを消費者や企業が享受する一方で果たすべき責任があります。それはサプライチェーンを持続可能にすること、そして適切な労働基準の遵守です。
 アメリカ大使館では、日本を始め同じ考えを持つ国々に対して、友好的で信頼できるパートナーから商品や技術を調達するよう奨励しています。日本の企業は、強制労働や人権侵害が見られる地域からの調達をしないことを確約しており、非常に素晴らしい取り組みだと思います。そして、これからも持続可能性と人権問題はこの産業のみならず、全ての産業の最優先事項であるべきだと考えます。


  Tシャツ・プリント・デザイン・コンテスト2023表彰式

 グランプリ作品の発表と表彰が行われ、上埜修司日本紡績協会会長から、
受賞者の坪田到さんに賞状と賞金が授与されました。


上埜修司日本紡績協会会長(左)と
グランプリ受賞者の坪田到さん(右)
 2023年度入賞作品のご紹介


「アメリカ綿の最新情報」
国際綿花評議会 専務理事 ブルース・アサリー氏が講演


COTTON USA SOLUTIONSの活用で最高のパフォーマンスを実現
 CCIは豊富な経験と知識を持つ専門家9名を集めたテクニカルチームを結成し、業界全体にメリットをもたらす新たなコンサルティングサービス「COTTON USA SOLUTIONS」を開発しました。過去3年間、アメリカのアプランド綿およびスーピマ綿を使用する紡績工場に足を運んで最適な紡績プロセスや効率化の方法についてのアドバイスを行った結果、94%の紡績工場がフォローアップ訪問を希望するほどの高い評価を得ることができました。
 その他にも「紡績交流プログラム」や「MILL MASTERY(紡績マスター)コース」など現在5つのプログラムで生産性や収益性の向上をサポートしており、今後もアメリカ綿の優位性の証明とアメリカ綿の使用拡大のために力を注いでまいります。これらのサービスはU.S.コットン・トラスト・プロトコルのメンバーなら無料で利用することができるため、もしメンバーでない方がいらっしゃいましたら、ぜひこのメンバーになっていただければと思います。


繊維業界の未来を形作る3つの重要な言葉
 繊維業界の未来を決めていく重要な言葉が3つ存在します。それは「サステナビリティ(持続可能性)」、「トレーサビリティ(追跡可能性)」、「サーキュラリティ(循環可能性)」です。この3つの言葉は、繊維業界が10年や20年先を見据えて進化していく上で欠かせない要素となっています。
 まず、サステナビリティについて考えてみましょう。現在、欧州やアメリカを中心に規制が厳しくなり、持続可能な素材の使用が求められています。アメリカではクライメートスマート(気候に配慮した)プログラムが導入され、温室効果ガスの削減に焦点が当てられています。また、メディアやNGOもすべてのブランド企業に対してより良い成果を求め、調達に関しても厳しい目が向けられています。さらに、投資グループも持続可能な企業への投資に力を入れており、膨大な資金が持続可能な企業に向けられています。これらの要因から、私たちは3年前にU.S.コットン・トラスト・プロトコルを立ち上げ、参加メンバーと共にサステナブルな取り組みを進めています。
 次にトレーサビリティです。トレーサビリティはサステナビリティと密接に関連しています。過去数年間、強制労働や人権侵害の問題が報道され、これらの問題がブランド企業にとって脅威となりました。アメリカではウイグル強制労働防止法が制定され、ブランド企業は製品が強制労働に関与していないことを証明する必要があります。これにより、サプライチェーン全体、紡績工場から製造メンバーまで、製品の原料のトレーサビリティが求められるようになりました。欧州でも同様の法律が存在し、ブランド企業は取り組みを強化しています。
 最後にサーキュラリティです。これは製品のライフサイクル全体を考慮した循環可能な経済モデルを指し、製品のリサイクルや再利用、廃棄物削減、資源効率の向上などが挙げられます。一部のブランド企業は既にサーキュラリティに取り組んでおり、新しいビジネスモデルや製品の開発をスタートしています。資源の使用、廃棄物の生成、環境への影響など、多くの課題を抱える繊維産業であるからこそ、サーキュラリティは今後ますます重要となってくると考えます。
 以上のように、サステナビリティ、トレーサビリティ、サーキュラリティは、テキスタイル業界において不可欠な要素となっています。これらの概念を取り入れることで、企業は環境への負荷を軽減し、社会的責任を果たすことができます。また、顧客からの要求や規制の厳格化にも対応できるでしょう。
 アメリカ綿花業界とCCIは、高品質なアメリカ綿に加え、サステナビリティ、トレーサビリティ、サーキュラリティに関する目標を支援するプログラムを提供しています。COTTON USA SOLUTIONSチームは、皆様の紡績工場の生産性向上をサポートし、U.S.コットン・トラスト・プロトコルは主要なサステナビリティ指標の改善を促進させます。私たちは皆様の事業成功を支えるため、効率的な紡績と持続的な運営に向けて最大限の支援を提供したいと考えています。


「米国及び世界の綿花需給の見通し」
CALCOT社 社長兼最高経営責任者 ポール・ブッシュ氏が講演



需要低迷と強気の供給相場が重なる不安定な市場
 綿花需要に影響を与える要因には、インフレや金利の上昇、経済成長の鈍化などがあげられます。さらに、コロナのパンデミックも綿花市場に大きな影響を与え、パンデミック後は紡績工場や農場の成長が加速しましたが、2022年以降は成長が鈍化しており、2023年には需要がさらに減少すると予測されています。しかし、2024年には回復の兆しも見られ、今後の動きを注視していく必要があります。
 供給面においても様々な要因が影響を与え、中でも綿花の相場は非常にボラティリティ(価格変動率)が高く、トランプ政権の関税政策やパンデミックの影響で価格が大きく変動しました。特に2020年から2021年にかけて価格が上昇し、ピークに達しましたが、最近数ヶ月間は相場が落ち着いてきており、需要もやや低下している状況です。アパレル業界では在庫が積み上がり、厳しい状況が続いています。また、天候問題などの影響で綿花の生産量が減少しており、供給面では強気の相場が続いています。その他、生産農家はコスト上昇や競合他商品の存在などに悩まされており、供給面の課題解決や需要の回復が求められる状況となっています。

米綿市場への追い風と向かい風
 2021年に新疆ウイグル自治区からの輸入品が強制労働で生産されたものではないと企業が明白に証拠を示すことができない限り、同自治区が関与する産品輸入を原則禁止する「ウイグル強制労働防止法」が制定され、アメリカを始めとする世界各国が中国綿製品の輸入を縮小。そのため、米国のコットンのマーケットシェアは拡大し、追い風が吹いています。
 逆に向かい風となっているのが為替相場の大きな変動です。パキスタンのルピアは昨年の秋以降、ドルに対して急落しており、同様にトルコやバングラデシュの通貨も低下しています。これにより、アメリカの綿花輸出業者にとって、これらの国に対する販売が難しくなっています。特に米国綿の主要輸出先であるパキスタンは外貨準備高が極めて少なく、信用上の制約もあり、輸入に影響を及ぼしています。

世界のGDPと綿花市場の相関関係
 国際法や為替相場以外にも、綿花市場に影響を与える要因となるのがGDPです。過去のデータから、世界のGDPと綿花市場には相関関係があることがわかっており、2023年以降、GDPの成長が予想されることで事業展望も良くなる見込みです。特にアパレル業界は成長が期待されています。しかし、この成長の妨げとなるとして懸念されているのがアメリカのインフレです。インフレ率の抑制や消費の活性化を促すために政策措置を期待する声も多く、将来的には世界のGDPと綿花市場の相関関係が回復し、通常の流れに戻ることが期待されます。

米国綿の今後の展望
 米国の綿花生産量は減少し、未収穫面積が増加しています。その原因のひとつが気候変動による異常気象です。テキサス、カンザス、オクラホマなどの地域では、深刻な干ばつが発生し、綿花栽培に大きな影響を与えました。カリフォルニアで異常な降雨があり、ピマコットン畑が水没し、生産に大きな被害が出ています。今後は今まで以上の気候変動に対する適切な対策とリスク管理が求められます。
 その他にも肥料や燃料価格、金利の上昇が農家の負担として重くのしかかっています。収穫量や価格の改善がなければ、米国綿の作付面積は減少する恐れがあります。
 今後は、投入コスト(原材料コスト)、天候問題、FRBの金融引き締め政策、ウクライナ紛争や為替相場、アメリカの経済成長の鈍化をリスク要因としてとらえ、企業や市場参加者はこれらの要因に敏感に対応し、潜在的なリスクに対する戦略を検討する必要があると考えます。


 特別講演  「アパレル繊維業界に求められるサステナビリティ対応」
                 
株式会社ローランド・ベルガー 
                       ヘルス&コンシュマーチームリーダー 福田 稔氏


 
世界のGDPを左右するサステナビリティ問題
 アパレル産業は環境破壊や資源の無駄遣い、人権侵害などのサステナビリティ関連問題に直面しています。特にCO2排出による地球温暖化は深刻な問題となっており、気候変動に伴う異常気象が各地で起こり、世界のGDPに大きな損失を与えています。
 日本においても気温上昇による水害や氾濫リスクに直面しており、これによる経済損失は膨大なものとなる可能性があります。仮に荒川が氾濫すると経済損失は東日本大震災の経済損失約18兆円を大きく上回る約33兆円と言われています。こういった観点からも、気候変動問題は早急に取り組む必要があります。
 しかし気候変動問題を解決することは容易ではありません。温室効果ガスの排出量は増加傾向にあり、現在の取り組みが不十分であることが示されています。仮に2050年にネットゼロを達成したとしても、気温上昇は1.4度と推測されており、目標の達成は非常に困難な状態です。さらにCOP26で提唱された枠組みの実行も進んでおらず、より一層の規制と目標達成に向けた努力が不可欠です。
 業界別に見ても、繊維アパレル産業はCO2排出量が大きく、全産業のうち約8%を占めています。これは自動車関連産業と同じくらいの数値を示しており、繊維アパレル産業も地球温暖化抑制への積極的な取り組みを行う必要があります。

アパレル業界の温室効果ガス排出とスコープ3の課題
 温室効果ガス(GHG)排出には、スコープ1/2/3の分類が適用されます。スコープ1は直接排出量(例:自社の生産活動)、スコープ2は間接排出量(例:電力使用)を表し、スコープ3は、自社の製品やサービスのライフサイクル全体に関連する排出量を指します。
 このスコープ3は産業によって傾向が異なり、自動車産業ではCO2排出の約80%が製品の使用段階で発生するため、メーカーはCO2を排出しない電気自動車(EV)への移行を推進しています。一方、アパレル業界では「ものづくり」の段階から大量のCO2が排出され、ほとんど企業はスコープ3の割合が90%以上を占めています。つまりスコープ3の削減が地球温暖化抑制への大きなカギとなりますが、アパレル業界が製品の生産量を増やし成長を遂げる限り、スコープ3の削減は困難となってしまいます。現在、多くの企業はこのトレードオフを考慮しながら20%~30%のCO2削減目標を掲げていますが、グローバルな規模で生産する企業ほど削減目標の達成が難しい状況にあることも示されています。 。

世界でのカーボンニュートラルへの取り組み
 現在世界各国のアパレル業界では、CO2排出量の測定やカーボンニュートラルへの長期削減目標の開示など、サステナビリティへの取り組みが進んでいます。先行企業は、スコープ1/2/3の排出量を測定し、環境パフォーマンスの管理や環境損益計画書(EP&L)の開発・運用など、サプライチェーン全体の環境負荷を定量化・軽減する取り組みを行っています。さらに、国連やEUの規制強化により、NGOの設立や定量目標の設定、サステナビリティの推進手法の開発などが進み、個別企業の活動を後押ししています。
 欧州では繊維・アパレル産業を重点分野と位置づけた「新循環型経済アクションプラン」が策定され、持続可能な製品の生産と消費を促進するための包括的な規制が進められています。また、欧州委員会は2030年までに持続可能な繊維製品産業を推進するため6つのキーアクションを推進。グリーンウォッシュ(環境配慮を装った実態の伴わない広告)に対する規制強化も行われ、企業の環境負荷に対する信頼性向上が求められています。
 日本でも同様の動きが期待され、今後は、より一層の持続可能性への取り組みを進めるために「マテリアルイノベーション」「サービスイノベーション」「デジタルトランスフォーメーション」の3つの要素を駆使し、従来の大量生産・大量消費に基づいたモデルから持続可能な社会への移行を図る必要があります。また企業経営にも変化が必要となり、ESG対応の強化、サステナビリティ関連指標への経営指標の変更なども今後は求められていくでしょう。

欧州委員会が推進する2030年に向けたキーアクション

持続可能な製品のエコデザインと繊維製品に対するデザイン規制
返品や余剰在庫の廃棄禁止
合成繊維由来のマイクロプラスチックゴミの削減
デジタルパスポート導入による繊維製品情報開示
グリーンウォッシュの抑制
廃棄物責任拡張(EPR)法に基づくサーキュラーファッションの促進


  「サステナビリティ及びグローバル・サプライチェーンにおけるトレーサビリティ」
Chasing Better Consultants代表 ゲーリー・ベル氏が講演




ファッションテキスタイル業界は変革が必要な転換期に到達
 ファッションテキスタイル業界は、「気候変動」「景気後退」「マーケティングに関する法律」「強制労働・輸入規制」の4つの厳しい問題に直面しています。
 さらにここ数年で消費者のサステナビリティ意識は大きく高まり、投資家やアナリストも企業のサステナビリティ対応を厳しく評価するようになりました。これを受け、トップ100のファッションブランドが2025年までに「100%サステナブルでトレーサブル」な製品を提供する目標を掲げるなど、ファッションテキスタイル業界は今、変革が必要な転換期を迎えています。この変革を成し遂げるためにはサステナビリティ(持続可能性)とトレーサビリティ(追跡可能性)が重要なキーワードとなります。「U.S.コットン・トラスト・プロトコル」はこれらを実現し、ファッションテキスタイル業界に長期的な価値と繁栄を生み出すのに役立つ、世界最高の綿繊維のサステナビリティ・プログラムであると自信を持っております。

サステナビリティ活動を発信するためには正確なデータの提供が重要
 企業がグリーンウォッシュの疑いを受けた話がありましたが、サステナビリティ活動を発信するためには正確なデータの提供が重要です。特に製造業では、製造過程での環境負荷を正確に把握し、適切な選択と戦略的な決定を行う必要があります。環境負荷に関するデータは、ライフサイクルアセスメント(原料調達から、製造、流通、廃棄、再生に至るまでのライフサイクル全体を通しての環境負荷を統括的、定量的に評価や査定を行う方法)を用いて外部の組織から提供される必要があります。
 「U.S.コットン・トラスト・プロトコル」では、多くの栽培農家に参加いただき、使用している肥料や水資源や土壌への対策、労働者への福祉など細かい質問を通じて収集されたデータをトラスト・プロトコル・プラットフォームで集計。そのデータをもとに、科学に基づいたツールやアルゴリズムモデリングを活用し分析、検証を行うことで正確な情報を提供します。
 年次報告書には、灌漑用水の量やGHGの排出量、土壌炭素や土壌保全、エネルギー使用量などの数字が含まれており、これらの指標は年次ごとに測定され、各農家にも報告されます。また、レポートカードとして自分の農家のスコアや平均値が表示され、他の農家との比較も可能です。これにより、作付け条件や環境への影響に関するフィードバックが得られ、環境改善を促す取り組みが行われています。

年次報告書(2021-22Annual Report)はこちらをご覧ください。

サプライチェーンの透明性の困難性とその解決策
 私たちの産業は非常に細分化されており、情報の追跡と管理が困難なため、サプライチェーンの透明性の確保が難しいと言われています。そこで「U.S.コットン・トラスト・プロトコル」はブロックチェーン技術を利用したテキスタイルジェネシス社のトレーサビリティシステムを採用し、衣類などの製品から遡る方法ではなく、それぞれの品目(糸、布、衣類)ごとに入荷と出荷の追跡を行うことで、正確な追跡を実現。二重集計を避けるために、入力点(起点)を検証し、各綿俵のPBI番号を使用して農務省のデータベースと照合することで正確な情報の提供を可能にしています。
 この業界は今、環境の変化によって数多くの課題に直面しています。しかし、私たちは課題が多い分、チャンスも多いと考えています。「U.S.コットン・トラスト・プロトコル」を活用し、課題に立ち向かうことで、サプライヤーとブランド企業の皆様と共に持続可能なコットン産業の未来へと歩んでいきたいと思います。このプログラムにぜひご参加ください。


  日向坂46の影山優佳さんに「COTTON AWARD 2023」を授与
 コットンの持つ「優しさ、さわやかさ、ナチュラルさ」のイメージにふさわしい著名人を選出し、5月10日「コットンの日」を記念して「COTTON AWARD 2023」の授与式を行いました。  
 2019年以来の実施となった「COTTON AWARD 2023」は、日向坂46の影山優佳さんが受賞。ナチュラルで清々しく、またアイドルだけではなく、多方面で活躍されていることが自然素材で様々な製品に使われるオールマイティなコットンのイメージに相応しいと選出され、受賞に至りました。
 
白いコットン製のドレスで登場した影山優佳さん

 
 上埜修司日本紡績協会会長よりオーナメントを授与された影山さんは「環境カオリスタという資格の勉強を通じて、SDGsやアメリカ綿の環境への配慮など様々なことを学びました。これからもサステナビリティに配慮された商品が広まっていったらなと思いますし、それを手に取ってみようと思われる方が一人でも増えたら素敵な世の中になるんじゃないかな、と思っています。」とさわやかな笑顔でコットンへの思いを語りました。 
  COTTON AWARD 過去の受賞者



  レ セ プ シ ョ ン  
 レセプションには日米の綿業界の皆様にご参加いただき、和やかな雰囲気の中で親交を深めました。 
 
アメリカ農産物貿易事務所 大阪事務所所長 
アレクサンダー・ブランバーグ氏