綿栽培日記

綿の栽培日記

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 6月

27日目梅雨時は、さまざまな病害虫が発生しやすくなります。常に「早め早め」の撃退が絶対条件です。対策は「予防」、「発見」、「治療」の順番になります。次の点に注意して出来るだけ発生を抑えましょう。 34日目予防編…@風通しをよくしましょう。鉢と鉢、株と株との間隔が込み合っているとカイガラムシやうどんこ病などが発生しやすくなりますから、なるべく蒸れないような管理を心がけましょう。A苗の周囲の水はけをよくしましょう。土壌が過湿になると根が腐ってしまうことがあります。直植えならば苗の周りに排水畝をつくったりして工夫してみましょう。B水たまりや泥はねによる病気を防ぐため、敷き藁、バーグ材などでマルチングするのも有効です。C言うまでもなく、綿は日光が大好き。お日さまにたっぷりあてて、元気な株づくりを!
41日目発見編…植物を過保護にするのはいけませんが、毎日こまめに観察することが大切です。株全体の状態や葉っぱの裏をひっくり返したりしてチェックしましょう。アブラムシ、ハダニ、ハマキムシ、ナメクジなどは見つけ次第退治しましょう。
治療編…病害虫によって駆除剤の種類が変わります。アブラムシ、ハダニはスミチオンやオルトラン剤など。ウィルス性のうどんこ病は、トリフミゾール水和剤などを雨の日の前に散布しましょう。
50日目梅雨が明け、日照量が増すごとに綿の木はぐんぐん成長します。
高さが50センチぐらいになったら、早めに支柱をたてておきましょう。
これは、木が大きくなって実の重みで倒れたり、台風などの強風に負けないようにするためです。支柱になる物は何でもかまいません。50〜60センチの棒を用意し、写真のように、まずまっすぐに木と並行に立て数カ所を固定します。次に細めの棒を先ほどの支柱にクロスするように斜めにさし、またしっかりと固定します。このように2本の支柱を使うと強度が増し、一本まっすぐに立てた支柱よりもしっかりします。
50日目 ちょっと目を離したすきに、ナメクジに新葉を食べられてしまいました。
 雨の多いこの時期は、ナメクジ捕殺剤だけでは効き目があまり期待できません。夜間にこまめに捕殺しましょう。
また、土の中に産み付けられた仁丹ほどの透明の卵を見つけたら、必ずつぶしておきましょう。